走ることについて語るときに僕の語ること 価格: 1,500円 レビュー評価:4.5 レビュー数:88 タイトルに惹かれて購入しました。
村上春樹さんが走っていることはこの本で初めて知りました。
他人が走っている時に考えていることって意外に知るきっかけがなかったりするのですが
この本を読んで「へぇ、こんなことを考えてるんだぁ」という部分もあったし
「わかるわかる!」と共感できる部分もありました。
私は、趣味で走り始めてまだ2年ほどのひよっこランナーですが
これからのランナー人生のバイブルになりそうな本です。
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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) 価格: 580円 レビュー評価:4.5 レビュー数:48 メカニカルでアップテンポな物語と、寓話的な物語がエンディングに向けてリンクし始める様が脳を刺激します。ストーリーに引きずり込まれ、集中して読んでしまいますが、一度では作家の真意は掴めないのでは?掴めない僕は、何度読めばその真の世界観を共有できるのでしょうか。 |
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ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) 価格: 740円 レビュー評価:4.5 レビュー数:58 前から村上春樹という作家に興味は持っていたのですが、
今回始めてこの作品を読んでみて、最終的に、3巻読了後、
今まで味わったことのない、深い満足感を味わいました。
この小説の主人公は、自分の内面に深く深く、これ異常ないほどに入り込むことによって、
自分を取り巻くカオス(混沌)を解決しようと試み、全面解決とは行かなくても、
外に現れている現実、事象を変えることに成功する。
世の中には、こんな考え方、物事の捉えかた、因果関係の捉えかたをする人がいるんだ、
少なくとも虚構としてであっても |
風の歌を聴け (講談社文庫) 価格: 400円 レビュー評価:4.5 レビュー数:83 ビールを飲んで語り合う。
女の子と出会い、別れる。
そんな、風のように通り過ぎていく夏が心地良い。
そして、
キザさが鼻につくが、心をくすぐる「僕」
言葉少なげで影のある「鼠」
二人を温かく包み込むバーテン「ジェイ」
この3人のやり取りはクールなんだけど、どこか温かい。
これも心地良い。
仕事に疲れたとき、行き詰ったとき、
そんな時にこの本をふと開きたくなる。
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「象の消滅」 短篇選集 1980-1991 価格: 1,365円 レビュー評価:5.0 レビュー数:30 ほとんどが繰り返し読んだ話なのに、順番を並べ変えるとこんなに違うものかと感心すると同時に、アメリカ人の日本のファンとの目線の違いが面白い。
永年の愛読者を自認する方々にもお勧めです。
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アンダーグラウンド (講談社文庫) 価格: 1,090円 レビュー評価:4.5 レビュー数:66 事件の様子が一人一人の証言で生々しく説明してありました。
これが実際に起こったことだと思うと、本当に恐ろしい。
軽率ですが、事件当時、私はまだ中学生。地方に住む私には東京のラッシュアワーの地下鉄がどんなものかもわかっていなかったと思います。
恐ろしい事件だったとは記憶にありますが、ほとんど「ひとごと」だったのかも
しれません。
今回大人になって、東京の通勤ラッシュも経験してみて
あの日に起こったことがどんなに凄まじいことだったのかがわかりました。
時に涙を流しながら読みました。
自イ |