齋藤孝のイッキによめる!名作選(2年生) 価格: 1,000円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:2 内容がおもしろい物を選んでくれているので読み出したら 本当に止まらないようです。2年生の娘にと思ったら、5年生の 娘が『おもしろいよ!これ。』と愛読しています。 親の私は久しぶりに星新一さんの作品を読みました。懐かしい 思いがします。村上春樹さんまであります。すごい!これを2年生が 読むのかしら?と思ったら読んでいました。本の内容が色々な取っ掛かりを 作ってくれるので、これから色んな作者さんの本に興味が飛んでくれたらと 思います。 少し下の学年の本が読みやすいかも知れません。私は1年生も買おうと 思っています。5年生の娘は早く自分の学年の本が |
ノルウェイの森〈上〉 価格: 1,365円 レビュー評価:4.5 レビュー数:128 昔売れていた頃、まだ小説なんてそんなに読んだことも無かった頃に買ったノルウェイの森。
でも結局上巻の途中で挫折してしまった。
大学生でも無ければ恋の1つもしたことのなかった僕には何一つリアルに響いてこなかったからだと思う。
あれから十何年が過ぎて、自分でも考えていなかったような人生を送り、恋をし、
来月、6年間同棲した彼女と別れることになった。
それは僕にとってどこまでも果てしない喪失感であり、僕は何かに取り付かれるように映画や音楽、
とにかく感傷に浸れるものを探していた。
雑貨屋で積まれていたノルウェイの森 |
中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) 価格: 600円 レビュー評価:4.5 レビュー数:24 著者初の短編集。どれもレベルが高くて面白い。あえて挙げるなら「午後の最後の芝生」かな。長編「羊をめぐる冒険」とつながる「シドニーのグリーン・ストリート」も他のものとは毛色が違うが面白い。「ニューヨーク炭鉱の悲劇」はタイトルと本文とのつながりは一体何かと考えてしまう。 |
風の歌を聴け―Hear the wind sing 【講談社英語文庫】 価格: 714円 レビュー評価:5.0 レビュー数:8 ご存知、村上春樹さんのデビュー作です!
まずはクオリティーの高さにビックリ!
最初からこんなに書けたんだ?、すごい!と感じました!
これを読んだら作家をめざす人のほとんどが尻込みしてしまいそう!
英語のほうですが、村上作品のメジャーなものは英訳されているのですが、、
いつも思うのは翻訳者の質の高さです!
他の作家だと、原作と翻訳が「別の本」のようなものが多い中で、
村上さんの翻訳者はレベルが高いのか原作世界とのずれが少ないのです!
むしろ翻訳のほうが村上さんの世界が、わかりやすいかも?と思う |
村上春樹にご用心 価格: 1,680円 レビュー評価:4.0 レビュー数:20 村上春樹の学術的書評、としては読まない方がよいのかもしれません。
ブログやこれまでの文章を元に再構成をされたものたと思いますし、
あくまで、内田樹のエッセイのひとつととらえた方がよいでしょう。
「平易な言葉で新たな視点を提供してくれる」というのが、
内田樹の著作の、わたしにとっての醍醐味です。
本書も例にもれず
「村上春樹」というピンポイントのテーマをもとに、
「村上春樹という人・著作」に限らず、現実の様々なことを考えさせてくれる良著です。
これまで村上春 |
ロング・グッドバイ 価格: 2,000円 レビュー評価:4.0 レビュー数:47 50年代に書かれ、ながらく『長いお別れ』として知られたハードボイルド小説の最高峰と言われてるレイモンド・チャンドラーの作品です。昨年、村上春樹氏による新訳本が出版され実は昨年初めて読みました。これは、はっきりいってすごいです。原作の雰囲気に忠実な村上訳もさることながら、オリジナルのミステリの面白さ、語り部としてのフィリップ・マーロウの圧倒的な存在感にあっという間に引き込まれ、読み始めたら止まらなくなってしまいました。忘れたころに読み返してますがそれでもまた面白いです。LAでのある殺人事件がきっかけで、重層的に織り成す人間関係の描写から、幾重にも仕込まれたミステリの謎解きも見事です。しかし、も |
やがて哀しき外国語 (講談社文庫) 価格: 540円 レビュー評価:4.0 レビュー数:22 174頁に「外国人に外国語で自分の気持ちを正確に伝えるコツ」3ヶ条がのっています。
この手の箇条書きが何箇所かにあり、とても実用的。でも作家としてのmurakamiさんは筆者にとって
とてもリモートな存在であります。
小説作品は内容とは別に残念ながらその文体にひかれず、長編を読み通した事が
ないのですが、一方、このエッセーは読みやすく、具体的で、アタマに良く響いてくる。そして、
文庫にもなっている。大好きな本であります。表紙の色鉛筆画もなかなか渋くて本書のタイトルによくマッチしています。
とこ |
海辺のカフカ〈上〉 価格: 1,680円 レビュー評価:4.0 レビュー数:148 村上春樹の作品は大体、全部読んできた。大好きというわけではないが、次に何を書くか、無視できない作家であることは否定できないからである。
ただ数年前に評判を読んだこの「海辺のカフカ」だけは未読であった。
村上ファンにとってはなにをいまさらの作品であろうが、読んでよかった。
今回は息子がきっかけであった。
妻が「○○(息子の名)が貸してくれたから読んだ」といって又貸ししてくれたのだ。
オイディプス神話をベースにした小説であった。
父殺し、母との交わりをモチーフにしている。
15歳の「カ |
翻訳夜話2 サリンジャー戦記 (文春新書) 価格: 777円 レビュー評価:4.5 レビュー数:19 あぁ、おもしろい!読んでよかった!「キャッチャーインザライ」読んだ人は、絶対、読んだほうがいいですよ!おもしろい!
1冊丸ごと「サリンジャー&キャッチャーインザライ」について、書かれた本です(笑)
小説家・村上春樹と東京大学教授・柴田元幸による、2度にわたる対談と、2人の「あとがき」が、本書の内容です。これで、この価格は、、、お買い得☆
村上春樹の「キャッチャー」に対する熱い思いが、伝わってきます。
「簡単な言葉で、深い真実を語るんだ、というサリンジャーの姿勢が、キャッチャーインザライとい |
使いみちのない風景 (中公文庫) 価格: 540円 レビュー評価:4.0 レビュー数:12 3編のショート・エッセイと写真。「使いみちのない風景」はそれ自体には意味がないが、我々の精神の奥底にじっと潜んでいる原初的な風景に結びついていて、意識の深層にあるものを覚醒させ揺り動かそうとする、という。そんな風景がきっかけでできたのが、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』と『ノルウェイの森』だという。短い文章は洗練されている。どこか外国の屋外で読みたい。 |
翻訳夜話 (文春新書) 価格: 777円 レビュー評価: 4.5 レビュー数:29 東京大学の柴田教室と翻訳学校の生徒、さらに6人の中堅翻訳家という、異なる聴衆(参加者)に向けて行った3回のフォーラムの記録。「夜話」とあるように、話の内容はいずれも肩の凝らない翻訳談義だが、レベルの異なった参加者との質疑応答の形をとっているために、回答内容は自ずから微妙に変奏されており、結果として入門、初級、中上級向けの3部構成の翻訳指南書に仕上がっている。 柴田が書いたあとがきに、「翻訳の神様から見れば、我々はすべてアマチュアなのだ」とあるように、両者の回答は、体系化された技術・翻訳論議に向かうのではなく、翻訳を行う際の、動機や心構えを説明することに費やされている。例えば「大事なのは偏 |
回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫) 価格: 420円 レビュー評価:4.5 レビュー数:18 ネット検索してて指摘してる人を見つけたのですが、タイトルはジェームズ・コバーン主演の1966年の映画『現金作戦』(げんなまさくせん)の原題『DEAD HEAT ON A MERRY-GO-ROUND』の引用らしいです。女性を口説き落としながら犯罪を繰り返す、軽いタッチの犯罪物で、なかなか出来のいい作品です。たぶん映画の中でタイトルへの言及はありませんでした。村上春樹はタイトルを戴いただけだと思いますが、マニアな方はチェックしてみてください。 |